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霧のなかのシラネアオイ街道

 今日はシラネアオイを見に月山へ。毎年の恒例行事になりつつあるが、今年は例年より花の咲きが早く、今週はじめが満開だったようだ。リフトに乗ることには雨も止んだが、上駅付近は10m先が見えないほどの濃いガスで、姥ヶ岳へ登る道(雪の上だが)を探すのも大変。スキーヤーやボーダーも次々と上がってくるが、このガスでは滑るのも難しそうだ。

 ガスが濃いと音も聞こえにくくなるのか、スキーの音も遠く感じる。ときおり入るリフトのアナウンス(ガスのなか山頂方面へ行くのは危険なので、技術や装備を十分に確認してください)で位置を確かめながら、急な雪渓を慎重に登った。姥ヶ岳の頂上でちょうどお昼になったので風を避けながら昼食。

 ここから金姥へ行く途中のなだらかな場所にはチングルマの群落が広がり、木道沿いにシラネアオイがちらほらと見えてきた。例年だとミネザクラとシラネアオイの競演が見られるのだが、ミネザクラはほぼ散っていたのが残念。金姥への下りには、ヒナウスユキソウ、イワカガミ、ハクサンイチゲ、チングルマ…が咲き乱れていて、雨に濡れて水滴がついているのも美しい。

 ここから道の両側にシラネアオイが咲いているが、雨に打たれてしょんぼりしているようだ。それでも花の数は多く、シラネアオイ街道という名にふさわしい群落だ。そのあいだに、ウズラバのハクサンチドリやミヤマキンバイ、ミツバオウレン、マイヅルソウ等もちらほら見えた。雪はまだまだ多いが、花の季節は早くも始まっている。

 下山する頃になってようやくガスが切れ青空が見えてきた。下りのリフトを使えるのは来週の架け替えが終わってからなので、スキーヤー・ボーダーの邪魔をしないように沢コースを下る。下山後は、先週に引き続き「ゆみはり茶屋」に寄って、とんドッグとカフェオレ。ここのソーセージ(今日は行者にんにく入りを選択)と、同じ西川町の「マザーツリー」の天然酵母パンの相性がばっちりで、とてもおいしい。今日はパンも売っていたので、まよわず購入した。


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シラネアオイ

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ハクサンイチゲ

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ヒナウスユキソウ
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イワカガミ

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ミツバオウレン

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マイヅルソウ

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ウズラバハクサンチドリ

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月山スキー場(右側は姥ヶ岳)

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ゆみはり茶屋のとんドッグとカフェオレ


by my-shonai | 2018-06-09 23:59 |  

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